ベット・ミドラー  ( Cool Yule )

「 Cool Yule 」
Bette Midler (ベット・ミドラー)
(2006)
Columbia
★★★★★★★★☆☆

曲目リスト
01. Merry Christmas
02. Cool Yule
03. Have Yourself A Merry Little Christmas
04. Winter Wonder Land / Let It Snow! Let It Snow! (duet with Johnny Mathis)
05. I’ll Be Home For Christmas
06. What Are You Doing New Year’s Eve?
07. I’ve Got My Love To Keep Me Warm
08. O Come, O Come, Emmanuel
09. Mele Kalikimaka
10. From A Distance (Christmas Version)
11. White Christmas

クレジット

Bette Midler(Vocals)
Johnny Mathis(Vocals)
Rick Babtist(Trumpet)
Wayne Bergeron(Trumpet)
Steven Becknell(French Horn)
Dave Carpenterl(Bass)
Vinnie Colaiuta(Drums)
Dean Parks(Guitar)
Randy Waldman(Keyboards, Piano)
Robbie Buchanan(Keyboards, Piano)
Dennis Collinsr(Back Vocals)
Johnson Enos(Back Vocals)
Tabitha Fair(Back Vocals)
Charles Bisharat(violin)
Caroline Campbell(violin)
Darius Campo(violin)

大女優にして大歌手
アメリカのエンターテイナー界の重鎮
ベッド・ミドラー
彼女の2006年のクリスマスアルバム

(1)オープニングは
じっくり聴かせる選曲に歌唱
なんかスッと入っていけます

(2)ルイ・アームストロングのカバー
アップテンポでポップ寄りかと思いきや
しっかりジャジーな仕上がりで小気味よい

(3)スタンダードのオープニングを
女優らしくちょっとした物語ライクな作り
しっとりじっくり聴かせてくれます

(4)ジョニー・マティスとのデュエット曲
歌に語りとこちらも劇場仕様
ウインター・ワンダーランドとレット・イット・スノーを
繰り返す事によって楽しいアレンジ
もちろん相性もバッチリ

(5)2曲目のスタンダードは
特別なアレンジも無く直球勝負
じんわり染み入るような歌唱にうっとり

(6)スタート1コーラスが無伴奏で入り
ジャズテイストでしっとりと
間奏のミュート・トランペットも効果的

(7)ここでミディアムテンポの1曲
オーケストラとの掛け合いを十分に楽しめる

(8)讃美歌系の落ち着いた出来栄え
オーケストラの他
ギターとバックコラースの使い方が象徴的

(9)ハワイアンクリスマス
他のアーティストではあんまり聴くことは少ないが
ベット・ミドラーの出身地を考えれば
当然の選曲かもしれませんね
とても楽しげに歌っています

(10)ベット・ミドラー自身の大ヒット曲を
このアルバムの為にクリスマスバージョンにリメイク
クワイアを使って後半もりあげていくのだけど
そこまで原曲を崩さずなかなかの出来です

(11)最後に大スタンダードを持ってきて
1曲目でスッと入れたように
サラッとフェイドアウトできます
もちろん荘厳感あふれる素晴らしい出来です

3度のエミー賞
4度のゴールデングローブ賞
2度のトニー賞を受賞

本国アメリカでの評価は違うのでしょうが
日本では上記のように
歌手としてよりも
女優としての評価が高いベット・ミドラー

しかし
新人賞も含め
歌手としても3度のグラミー賞を受賞しています

さらに
俳優業の数々の賞よりも先に
グラミー賞新人賞を受賞しているのが興味深い

スタンダードな曲は
ほとんど奇をてらう事無く
ほぼ忠実にじゅっくりとしっとりと

(4)のデュエット曲と
ハワイのホノルル出身らしい(9)の曲で
思いっきり楽しげなアレンジと歌唱
自身の大ヒット曲のリメイク(10)

選曲と曲目配置が絶妙なのは
ベット・ミドラーとプロデューサーの勝利でしょう

なので
トータルで聴くと
違和感を感じる事無く最後まで聴き入ってしまいます
文句なくお勧め